統合失調症とは

 統合失調症とは主に思春期から青年期に多く発症する精神障害で、症状の特徴として、特有な思考、感情、意欲の障害を有することが多く、幻覚・妄想などの異常体験、作為・被影響体験などの自我障害をしばしば伴うものの総称を言います。特徴として、一般人口約1000人に7人(0.7%)の割合で発病すると言われ、慢性に経過することも多く、社会的損失が大きいとも言われます。また、発病は年齢と密接に関係し、70%近くは30歳までに発症するとも言われています。原因についても現在まで多くの仮説が提唱されていますが、確たるものはありません。しかし、最近では神経の成長や発達が発病に大きな影響を及ぼしているのではないかとも言われています。以下に症状の特徴を記載しておきます。

 

1)妄想
 妄想とは、内容的にあり得ないことを強い確信を持って信じていることを言います。これは、単に内容が奇異であるというだけではなく、本人がそれを説明する時の論理に飛躍があり、ふつうでは考えにくい理由付けをし、にも関わらず強く確信して訂正しにくいといった特徴を有しています。その他には、自分の考えが世間に広まっている、テレビなどで自分のことを話している、自分の体や考えが誰かの力で操られている、自分のなかに誰かの考えが入り込んでくる(人の意見に影響されるということではない)などの形をとることがあります。

(2)幻覚
 幻覚とは「対象のないところに知覚が生じる」ことですが、統合失調症の場合、この知覚には、単に物音がするとか人が話しているということだけではなく、自分に対して何事かを語りかけているような意味を伴っていることが多いと言われます。

(3)思考と行動の障害
 文法的に通じない発言をしたり、頻繁に筋道から脱線してしまうものを指します。 そのために会話をすることなども難しくなります。 

(4)陰性症状
 上記のような華々しい症状ではなく、以下のような症状を特徴とします。 

・社会的な引きこもり
・意欲、集中力の低下
・感情がもてない(喜怒哀楽がない、もしくは少ない)
・会話が減る
・異常に疲れやすくなる

統合失調症治療の途中で陰性症状だけが残ることは非常に多く、社会復帰のためには、この症状の改善が重要であると言われています。

 

統合失調症の治療としては、お薬を中心とした薬物療法、面接を中心とした精神療法、生活訓練などがあります。お気軽にご相談ください。

 

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